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中学時代のブラスバンドクラブと恩師の思いで

2017年4月30日の「題名のない音楽会」はブラスバンドが特集されていた。そこでホルストの「吹奏楽のための組曲2番」が演奏された。(因みに、私は「1番」の方が好きでときどきクラリネットのパートをリコーダーでときどき演奏する。)そこではユーフォニアム(昔は、ユウーフォニウムと呼んでいたが最近は違うらしい)のソロがある。柔らかい中音そして透き通るような高音。本当に心安らぐ。私の弟も中学時代やっていたが、あの和らかい音を聴くと弟を指導してくれた同級生のS君を思い出す。階段の踊り場で「音が抜けているか聴いてくれ」、とよく言われてよく付き合った。最初は抜けていなかったけど、そのうちどんどん音がよくなって、最後には音がベルの20-30センチぐらい上から聞こえるようになっていた。そして音もとても大きい音が出るようになった。S君はその後トロンボーンに転向して一流プロとして活躍している。

5月7日の「題名のない音楽会」はまた中学時代のブラスバンドの記憶を呼び覚ますものだった。今回の主題はスイングジャズやラテン音楽のリズム。中学時代、クラブの指導をしてくれていた篠原彰先生がまさにこのスイングジャズのようなビッグバンドジャズやラテンが好きで、楽器を始めて数年しか経っていない我々中学生にジャズやラテン音楽も演奏させてくれた。「題名のない音楽会」でもやっていた「マンボNo5」や「エルマンボ」もやった記憶がある。途中で「ウッ!、アッ!」と叫ぶのが楽しくてしょうがなかった。ブラスではあまり使わないボンゴも持ってきていた。休憩時間にボンゴのたたき方とスイングジャズやラテンのリズムの特徴を教えてくれた。ビギンはシンコペーションに特徴があるとか、ルンバのリズムでのボンゴのたたき方(それは腕がもつれそうでチャレンジだった、できたときは強い達成感があった)、また、タンゴは4拍目の後拍にアクセントがあるなど、今でもそのときの新鮮な感動を覚えている。
 そのような環境でいろんな音楽を楽しんだので、たとえば、学校帰りにY君(その後ジャズのトロンボーン吹きになった)とスイングとデキシーのどっちが好きか、などと話しながら帰るようになった。そのときは気が付かなかったけど、ジャズやラテンの他にクラシックや行進曲もいっぱいやっていたので、先生に指導を受けた生徒はとても音楽の広い世界とその楽しさが自然と身についていったのではないかと思う。だからなのだろう、部員でその後音楽の世界に入っていった人が多いように思う。このような指導をしてくれた篠原先生は音楽教師として素晴らしい先生だったなあ、とつくづく思う。