物理屋の不定期ブログ

読書感想を中心とした雑多な内容のブログ。拙著「量子力学」に関係した記事も含む。

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

読書メモ:山本みなみ「史伝北条義時」、沙川貴大「物理学最前線28 非平衡統計力学」、宮下精二「基幹講座物理学 統計力学」

ごく最近読んだ本で特に感銘を受けたものをメモしておく。 1. 山本みなみ著「史伝北条義時」(小学館、2021年) 承久の乱がなぜ起こり、その結果、上皇が3人も島流しにされるというようなことが現実となったのかに興味があったので、この本の終わり3分の1ほど…